スリップ(非破壊)編集とは、クリップに含まれるデータ(MIDIイベントやオーディオ・データ)そのものを削除するのではなく、クリップ中の演奏する範囲を指定する機能です。
MIDI、オーディオとも、スリップ編集によって演奏させないようにしたデータは、『元に戻す(アンドゥ)』機能を使わずに、いつでも元に戻すことができますので、保存終了した後でも演奏を復活させる事ができます。
スリップ編集の例
クリップの一部を削除する作業を例に、スリップ編集を紹介します。
ここに、トラック1とトラック2にクリップを含む曲データがあります。この曲データから、クリップの一部分を削除します。
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スリップ編集では、このとき、データ自体が無くなることはありません。ちょうどブラインドがかかったように、一時的に見えなくなるだけです。
(イメージ)
データ自体は削除されずに残っていますので、ブラインドを上げてやれば、またデータが表れます。
クリップの端を「 」カーソルでドラッグすると、隠されていたデータが表れます。
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