ギターなどのオーディオの音声を録音する際や、ソフトウェアシンセを MIDI 音源にして MIDI キーボードからリアルタイム入力する際、入力された音声はシーケンスソフトの内部で処理されて出力されるため、演奏してから実際に出力されるまでに時間差 (ミキシング・レイテンシ ) が発生します。
ミキシング・レイテンシを無くすことは残念ながらできませんが、シーケンスソフトのバッファサイズの設定を変更することで、短縮することができます。
※どのぐらい発音の遅れを少なくできるかは、お使いのパソコンの処理能力に依存します。
バッファサイズの変更手順は以下のとおりです。
- ミキシングレイテンシを変更します。
[ オプション ]メニューから [ オーディオ ] をクリックして「オーディオオプション」を開き [ 設定 ] タブにある「 ミキシングレイテンシ 」 欄で、以下の2項目を設定します。
■[ 再生バッファ数 ] を変更します。
初期設定は 「 4 」ですので、「 3 」 -> 「 2 」 と減らしてみてください。
■[ バッファサイズ ] スライダーを変更します。
初期設定では真中に設定されていますので、少しずつ左側 ( 応答速度重視 ) に設定してみてください。
- 設定を変更するごとに [ 設定 ] タブの左下にある [ オーディオデバイスの確認 ] ボタンをクリックし、オーディオデバイスの確認を行って設定を有効にしてください。
※バッファサイズを小さく設定すると、音切れやドロップアウトが発生することがあります。その場合は、以下の手順で 「 I/Oバッファサイズ 」 を変更してみてください。
- 「 オーディオオプション 」 を開き、[ 詳細設定 ] タブの中ほどにある [ I/O バッファサイズ ] を変更します。
初期設定は「 64 」 ですので、「 128 」 -> 「 256 」 と増やしてみてください。
- 設定を変更するごとに [ 設定 ] タブの左下にある [ オーディオデバイスの確認 ] ボタンをクリックし、オーディオデバイスの確認を行って設定を有効にしてください。
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