GK-3B をベースに取り付け、GI-20 で ピッチ → MIDI変換して MIDIシーケンサーにノート情報を録音する際、
演奏タイミングでの発音の遅れが気になる場合は、以下の方法で遅れを軽減させることができます。
- できるだけベースの高音弦を使って演奏する。
低い音については、オクターブ・ダウン機能、(実際に演奏したよりも 1オクターブ低い MIDIノート情報を出力する)
またはトランスポーズ機能 (半音ごとに指定して音域を下げる) で音域を下げて高音弦を弾く。
- MIDIシーケンサー側でクォンタイズをかけてタイミングを補正する。
技術解説 :
GI-20 はディバイデッド・ピックアップで拾った弦振動の周期からピッチを検出し、MIDI信号に変換しています。
GK-3B を取り付けたベースの場合、特に弦振動の周期が長い低音弦については、音程の検出については、最低 2波長分の音を分析しなければならないという原理上、2波長分の時間がかかってしまうことは避けられず、その分だけ発音遅れが生じてしまいます。(普通の 4弦ベースの最低音 E の場合、2波長分の時間は計算上48.54msec です。)