マルチ・エフェクターやルーパー等には、「ファンクション (Function, FUNC)」 と 「アサイン (Assign)」という 2つのコントロール機能が搭載されているものがあります。
これらの機能を使うと、ペダルやスイッチでいろいろな効果(例:エフェクトの ON/OFF、フット・ボリューム等)をコントロールすることができます。
● ファンクションでできること
ファンクションでは、よく使われる機能の中からペダルやスイッチに割り当てる効果を選ぶことができます。
難しい設定をせず、手軽に効果をかけられるのが特長です。
【 参考 】
手軽に選べる反面、コントロールできる機能は限られます。
2つ以上の効果を組み合わて同時に使う場合や、ファンクションの選択肢にない効果を設定する場合は、「アサイン (ASSIGN)」機能が便利です。
ファンクションとして用意されている効果の中には、「エフェクトの ON/OFF」、「パッチ切り替え」、「フット・ボリューム」、「ペダル・ベンド」、「WAH」などがあります。
設定方法は機種ごとに異なりますが、多くの場合 「CTL」 や 「EXP」 メニューの中にある 「FUNC」 や 「FUNCTION」 等で設定します。
設定できる項目は、主に「SOURCE」(何をコントローラーとして使うか)、「FUNC」(何をコントロールするか)、SOURCE の動作(設定値の範囲など)です。
※ 使用する機器によって、設定項目や設定方法は異なります。
例えば、CTLペダルにDELAYの「ON/OFF」を割り当てる場合、ペダルを踏んでいる間だけ効果をかけたいのであれば、以下のように設定します。
一回踏んで ON、もう一回踏んで OFF にしたい場合は、MODE を「TOGGLE」にします。
また、エクスプレッション・ペダル [EXP] に FOOT VOLUME を割り当てる場合は、以下のように設定します。
コントローラーの設定をした後は、必ずパッチの保存を行ってください。
● アサインでできること
アサインでは、複数の効果を重ねたり、エフェクトの細かいパラメーターをコントロールしたりすることができます。
自由度が高く、演奏表現をさらにひろげることができます。
アサインで設定する必要があるのは、以下の項目です。
そのほか、ACT RANGE (機種によります) などのパラメーターを必要に応じて設定してください。
また、コントローラーの設定をした後は、必ずパッチの保存を行ってください。