VSC-88は、SC-55(mk2)やSC-88など殆どのGS音源と音色互換があり、
これらのハードウェア音源用の演奏データの多くをよく似た演奏表現で演奏することが
できます。しかし、SC-55(mk2)やSC-88などのハードウェア音源と音のクォリティーや
演奏表現が全く同じ訳ではありません。
VSC-88はカスタム設定により、最大ボイス数、サンプリング周波数、エフェクトやTVFの
On/Off、ウェーブ・セットなどの設定を変更できます。これらを変更することによって、
音質や聴いた感じが変わることがあります。
[SETUP]の中の[プリセット]-[初期設定]を選択すると、比較的ハードウェア音源に
近い演奏になります。
また、仕様の違いにより演奏表現が異なったり、データ制作者の意図通りの演奏が
できない場合もあります。VSC-88は16パートの音源ですから、
16パートを超えたSC-88用演奏データを正しく演奏させることはできません。
VSC-88には、SC-88に内蔵されている、イコライザー、ユーザー音色、
バルクダンプ機能などはありません。これらの機能を使用した演奏データは
正しく演奏できない場合があります。
VSC-88に内蔵されているTVFの特性はハードウェア音源とは異なります。
TVFコントロールを多用した演奏データにおける表現はハードウェア音源と異なる場合が
あります。