• カテゴリー/型番 > V > VP-550 > 【 VP-550 】 VP-550 の 「 ボーカル・デザイナー 」 は、「 歌うように演奏する 」 とのことですが、どのようにして演奏するのですか?
  • No : 84162
  • 公開日時 : 2009/04/01 10:00
  • 印刷

【 VP-550 】 VP-550 の 「 ボーカル・デザイナー 」 は、「 歌うように演奏する 」 とのことですが、どのようにして演奏するのですか?

カテゴリー : 

回答

「 歌うように演奏する 」 ボーカル・デザイナーの演奏方法

ボーカル・デザイナーは、「 音の高さ 」(ピッチ) を、鍵盤を弾いてコントロールします。
そして「 音の高さ 」(ピッチ) 以外の要素を、マイクから声で表現します。

ボーカル・デザイナーは、マイク入力だけでも、または鍵盤の演奏だけでも、音は鳴りません。
したがって、ボーカル・デザイナーを弾きこなすには、 鍵盤の演奏と、マイクに入れる声のタイミング
が非常に重要になります。

速いパッセージのフレーズは、鍵盤は押さえたままで (またはホールド・ペダルを踏んで)
「 声でリズムを刻む 」 と良いでしょう。

また、一般的なシンセサイザーと違い、音量はマイクでコントロールします。
たとえば、シンセサイザーの鍵盤を離した後のリリース音 (減衰音) は、ボーカル・デザイナーでは、
鍵盤を押さえたまま、マイクの声を小さく(フェード・アウト)していくことで表現します。

あなたが大げさと感じるくらい、声で抑揚を付けましょう。
歌うように演奏すること。 それが、ボーカル・デザイナーを弾きこなす最大のテクニックです。


ボーカル・デザイナーのセッティングと、演奏の実際

以下の手順で、ボーカル・デザイナーを演奏してみてください。
(個々の設定方法の詳細は、取扱説明書の該当箇所をご参照ください。)

  1. VP-550 に、マイクを接続します。
  2. 音色を選びます。

    • 効果を確認するために、アンサンブル・パートや、ベース&パーカッション・パートの音色ボタンをオフにします。
      また、あなたの声を直接出力する DIRECT スライダーは、一番下にしておきます。
    • MIC ON / OFF スイッチは、オン (点灯) にします。
  3. マイクの入力レベルを調整します。
  4. 鍵盤を押さえます。
  5. 鍵盤を押さえたまま、マイクに向かって声を出します。

    出した声の音量にしたがって、
    ボーカル・デザイナー・パートが発音します。


    声を出さないと、鍵盤を押さえてもボーカル・デザイナーは発音しません。
    また、声を出していても、鍵盤を押さえていなければボーカル・デザイナーは発音しません。


    「音の高さ」(ピッチ)は、鍵盤を弾いてコントロールします。
    「 ワーーーーーー 」と、声を出したまま鍵盤を弾いてください。
    演奏した音階にしたがって、音の高さ(ピッチ)が変わります。

    今度は、鍵盤でコードを押さえたままの状態で、「 ワ、ワ、ワ、ワ、ワーー 」 と声を出してみてください。
    すると、押さえたコードにしたがって、ボーカル・デザイナーが 「 ワ、ワ、ワ、ワ、ワーー 」 、と発音します。
    そうです、鍵盤ではなく、あなたの声でリズムを刻むのです。
    特に、速いパッセージのフレーズに、この演奏方法は有効です。

    また、一般的なシンセサイザーと違い、音量はマイクでコントロールします。
    声で音量カーブを描くのです。

    ボーカル・デザイナーを弾きこなすためのコツは、次の 2 点です。
    • 鍵盤と声のタイミングを合わせる (声でリズムを刻む)
    • 音量(抑揚)は、声でコントロールする