SH-201 は、オーディオ入力端子にサンプラーや CDプレーヤーを接続し、外部機器からの音を
鍵盤で鳴らすことができます。(WAVE - EXT IN)
外部サンプラーや CD の音を、SH-201 で変調をかけ、SH-201 の鍵盤を押さえたときだけ変調音を出し、
鍵盤を離したときは、変調のかからない音を出したり、
さらに、変調をかけた音を、SH-201 のつまみを操作して、リアルタイムで変化させることができます。
また、自動的にアルペジオ演奏をすることで(アルペジエーター機能)、
通常のエフェクターでは得ることのできないような変化をつけることもできます。
DJパフォーマンスに威力を発揮します。
操作手順
- 取扱説明書 「デジタル・オーディオ・プレーヤーなどを接続する」 に従って、SH-201 リア・パネルの
INPUT ジャックに、サンプラーや CDプレーヤーなどの外部機器を接続し、音量調節をします。
- WAVE ボタンで OSC 1 または OSC 2 の WAVE に 「EXT IN」 を選びます。

鍵盤を押さえると、INPUTジャックに接続した機器の音が、
OSC の波形と同様に、FILTER や AMP、LFO、EFFECTS などの設定に従って鳴ります。
アルペジエーターを使ってリズミカルに鳴らすこともできます。
<鍵盤をおさえたときに鳴る音と話したときに鳴る音の流れ>
JP06-11041.pdf
※ WAVE に「EXT IN」を選んだオシレーターでは、PITCHつまみ、DETUNEつまみ、
PW/FEEDBACKつまみ、PITCH ENVつまみの設定は無視されます。
音の鳴りかたについてのご注意と補足
- 押さえるキー(鍵)によるピッチ変化はありません。
どのキーを押さえても、接続した機器の音がそのままのピッチで鳴ります。
- FILTER KEY FOLLOW の設定により、押すキーの高低によって、フィルターの開き方を変化させることが可能です。
- キーを複数押さえると、押さえたキーの数に応じて、接続した機器の音が重なって鳴ります。
押さえるキーの数が多いと音が歪むことがあるため、[ソロ] ボタンをオンにしておくことをおすすめします。
- AMP の LEVEL が下がっていたり、FILTER の CUTOFF が絞られていたりなど、
設定によっては、鍵盤を押さえたときに音が鳴らなくなる場合もあります。
- AMP ENV の R(リリース・タイム) が長めに設定されていると、鍵盤から手を離しても、
リリース・タイムが終わるまでは AUDIO FILTER を通ってくる音が鳴りません。
AMP ENV のリリース・タイムは短かめにしておくことをおすすめします。
鍵盤を押さえたときだけ外部機器からの音を鳴らす方法
鍵盤を押さえたときにだけ、INPUTジャックに接続した機器の音を鳴らしたい場合は、
AUDIO FILTER を以下のように設定します。
- [FILTER ON] ボタン:点灯させる(オーディオ・フィルターをオンにする)
- [TYPE] ボタン: LPF のランプを点灯させる
- CUTOFF つまみ: 左いっぱいに回しておく
上のように設定すると、鍵盤から手を離したときに鳴る音は、LPF(ロー・パス・フィルター)で
ほとんどすべての周波数成分をカットされてしまうため、聴こえなくなります。
この状態で鍵盤を押さえると、鍵盤を押さえている間だけ音が鳴ります。