MMEドライバ | |
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MMEドライバ(レガシドライバ)は、アプリケーションからのデータ受け取り口(インターフェース)から受け取ったデータを、デバイス(サウンドカード)に受け渡す役割をします。 |
WDMドライバ | |
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WDMドライバも、MMEドライバと同じWindows用のドライバです。 ただ、MMEドライバと違い、WDMドライバは、Microsoft製(OSに付属)の部分、デバイス(サウンドカード)メーカー製の部分、それと、Kernel Mixer(K-Mixer)の各部分から成り立っています。いわば、寄せ集めのドライバです。 WDMドライバもMMEドライバと同様に、アプリケーションからのデータ受け取り口(インターフェース)から受け取ったデータを、Microsoft製の部分、K-Mixer、メーカー製の部分の順に送信し、最終的にデバイスに受け渡す役割をします。もちろん、基本的なドライバとしての働きはMMEドライバと同じです。 ※ここでは詳しく説明しませんが、WDMドライバは、MMEドライバとしてアプリケーションからデータを受け取るために、MMEインターフェースをエミュレーションする部分も持っています。図では、薄いグレーで塗られている部分です。 |
WDMドライバ内部のデータの流れのうち、アプリケーションから送信されたデータがMicrosoft製の部分、K-Mixerを通って、メーカー製の部分に達するまでのプロセスを、"カーネル・ストリーミング"と呼んでいます。 |
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SONARは、この"カーネル・ストリーミング"のプロセスをバイパスして、レイテンシを短くします。 SONARは、WDMドライバのうち、メーカーが作成する部分に対して、直接信号を送ることができます。メーカーが作成する部分は、K-Mixerから出力される信号を受け取るデータ受け取り口(インターフェース)を持っているので、アプリケーションから送られるデータを受けることはできませんが、SONARは、その受け取り口に対して、あたかも、K-Mixerが信号を送っているように信号を送ります。 |
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