作成された曲データの先頭に RPN や NRPN が入力されていて、その直後にノートイベントが入力されたままで、SMF 形式で保存されているのではないでしょうか。
RPN や NRPN などは、本来は複数の MIDI イベントから構成されている MIDI メッセージですが、Cakewalk シリーズ / SONAR では 「ひとまとまりのイベント」 として扱われています。
これらが使用されているプロジェクトを SMF 形式で保存する場合、異なる機種で再生した場合でも問題が発生しないように、イベントそれぞれが同一ティック上に重ならない位置へ再配置します。また、再配置されるメッセージの隣接した位置に別の MIDI イベントが存在していた場合には、再配置されるメッセージと重ならないように、演奏データ全体がシフトされます。
このため、SMF 形式で保存したファイルを再度 Cakewalk Home Studio 2004XL で読み込んだ場合、MIDI イベントのタイミングが変更されることがあります。
※演奏データ全体がシフトされていますので、実際の再生には影響はありません。
元来 SMF は複数の異なる機種間で MIDI データを共有するための共通フォーマットですので、できるだけ多くの機種で問題なく MIDI データを共有できるようにこのような仕様となっています。
MIDI イベントの絶対位置が変更されるのを避けたい場合には、作業中のプロジェクトをプロジェクト・ファイル(ワークファイル)またはバンドル・ファイルの形式で保存するようにしてください。
※最終的に異なる機種へ MIDI データを移行する時にのみ SMF 形式で保存してください。
【Cakewalk ソフトウェア ユーザー・サポート終了のお知らせ】