C1スライダーの操作で、MIDIコントロール・チェンジ(以下:CC#)を出力できるように設定
し、音色(Patch)側ではそれによってTVFカットオフやレゾナンスが変化するように設定しま
す。C1スライダーの動きは、MIDI CC#としてシーケンサーにレコーディング可能です。
【C1スライダーとSYS-CTRLの設定】
1.[SYSTEM]ボタン→TRACK/PARTボタンの[3/11]を押して、[CONTROL]パラメータの画
面を出します。
2.▲▼ボタンで[C1 ASSIGN]を選び、Assign=CC16:GENERAL-1/Output=BOTHに設定しま
す。
3.さらに▲▼ボタンで[SYS-CTRL ASSIGN]を選び、Control2=CC16:GENERAL-1に設定しま
す。
【PATCH-CONTROLの設定】
1.[PERFORM]ボタンでPERFORM-PLAY画面にし、C1スライダーでコントロールしたいPATCHが
割り当てられたパートを選んだ後、[PERFORM]ボタンを押しながら[PATCH]ボタンを押し、
PART-PLAY画面に入ります。
2.[EDIT]ボタン→[3/11]ボタンを順に押し、▲▼ボタンで[CONTROLSOURCE]画面を選
び、Control 2=SYS-CTRL 2に設定します。
3.さらに▲▼ボタンで[CONTROL 2]画面を表示させ、画面の下段左端をCUT(TVFカットオ
フ)かRES(TVFレゾナンス)、その右を:+63に設定します。
す。必要ない場合はOFFにします。
い。
→使用されているTONEの確認
PART-PLAYモードもしくはPATCH-MODE時、TONEーSWITCHのLEDが点灯しているTONEが、そのパッ
チで使用されています。[EDIT]ボタンLEDが点灯している(エディット・モード)の状態で
は、同じボタンが違う働きをしますのでご注意下さい。
→エディットするTONEの選択
PART-PLAYモードもしくはPATCH-MODE時、TONE-SELECTボタンで選択できます。パッチ・エ
ディット中の場合は、[EDIT]ボタンを押してLEDを消灯し、TONEを選択してから再度[EDIT]
ボタンを押して下さい。
変化のしかたは、TONEのパラメータのTVFカットオフやレゾナンスの設定によっても変ります。
【PATCH-TVFの設定】
PATCHーCONTROLの設定に続いて、TRACK/PARTの[7/15]ボタンでTVFを選び、▲▼ボタンで
FILTERを選び、CUTやRESの数値を変更します。この時既に、C1スライダーで変化させることが
できますので、音を聞きながら好みの状態に設定して下さい。
→ここまでの操作が完了したら、DISK/UTILITYの[1:WRITE]で、PATCH-WRITEを実行し、作成
したPATCHを保存しておいて下さい。
【シーケンサーへのレコーディング】
通常のリアルタイム・レコーディングと同じ方法で、C1スライダーを使用しながら演奏する
と、C1スライダーによるコントロール情報も、MIDI CC#16でレコーディングされます。
※C1スライダーを常時動かし、コントロール情報をリアルタイムレコーディングすると、演奏
データに加えて、大量のCC#16データがレコーディングされます。従ってアフタータッチ等、そ
のパートに必要のないデータが併せてレコーディングされないようにし、極力データ量を少なく
するようにして下さい。
→アフタータッチをレコーディングしない様に設定する
[SEQUENSER]ボタン→[SYSTEM]ボタンを押し、両方のLEDを点灯させ、TRACK/PARTボタン
[5/13]を押します。さらに▲▼ボタンで[SEQ RECSWITCH]を表示させます。この画面の
Caft(チャンネルアフタータッチ)とPaft(ポリフォニックアフタータッチ)をOFFにします。
C.Cは必ずONにしておいて下さい。
REC MODE=MIX(ミックスレコーディング)を利用すれば、先に演奏のみをレコーディングし、
それを聞きながらC1スライダーを操作し、その内容を重ねてレコーディングすることができま
す。この時PARTを変更せず、TRACKのみ変更すれば、コントロール情報のみを別のTRACKにレ
コーディングでき、いくつかのTRACKにレコーディングして気に入ったものを、[TRACK EDIT
09:MERGE]で演奏データの入ったトラックに重ねることが可能です。