パフォーマンス・モード各パート毎のボリュームデータは、MIDIコントロール・チェンジ(以
下:CC)で入力します。CCのデータは、C1スライダーで出力できる様に設定し、リアルタイム・
レコーディングします。
1.ボリューム・コントロール・ソースの設定
[SYTEM]ボタンを順に押してランプを点灯させ、TRACK/PARTボタン[3/11]で、
「CONTROL」グループのパラメータを表示させます。▲▼ボタンで「CONTROL SOURCE」を
選び、Volume=VOL&EXPに設定します。
※この設定により、各パートの音量は、CC7(Volume)の音量設定値に、CC11(Expression)
の設定値が乗算された値になります。
曲の途中の音量変化をCC11、曲頭にそのパート全体の音量バランスをCC7で入力するようにすれ
ば、データ作成後に曲を通してのパート間のバランス変更をしたい時、曲の先頭のCC7の値を変
更するだけで、曲中の変化はそのままのデータが使用できます。
もしCC7で曲中の音量変化が入力されていると、曲中のボリュームデータをその都度、変更しな
くてはならなくなるため、曲中で音量変化のあるデータ作成の際には、「VOL&EXP」に設定し、
曲中の変化はCC11で入力します。
2.C1スライダーの設定
1.と同じ要領で、「CONTROL」グループの画面から▲▼ボタンで「C1ASSIGN」を選び、
Assign=CC11:EXPRESSION/Output=BOTHに設定します。
※CC7:VOLUMEは連続的変化を入力する必要がなく、「マイクロ・エディット」の[CREATE]で
入力する為、スライダーにはアサインしません。
以上の操作が完了したら、演奏中にC1スライダーを操作すると、音量が変化することを確認し
て下さい。これらはSYSTEMパラメータなので、ライト操作は必要ありません。
CC11により、曲の途中で音量を上げ下げする、特に上げる必要がある場合は、CC11の値を予め80%程度にしておく必要があります。M.SCOPEの「CREATE」により、曲頭にそのデータを入力しておきます。同時にCC7(VOLUME)を入力すれば、そのパートのトータル・バランスも設定できます。