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  • No : 83996
  • 公開日時 : 2009/04/01 10:00
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【 VK-8 】 パーカッションとはどのような機能ですか?また、どのような設定ができるのですか?

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回答


パーカッションの機能について

パーカッションは、鍵盤を押したときにアタック音を付加して、メリハリのある音を出す場合に使います。パーカッションの音の高さは、鍵盤を基音として2倍音(SECOND)3倍音(THIRD)に設定したり、音量を弱くしたり(SOFT)、減衰時間を長くしたり(SLOW)できます。


パーカッションに関する設定について

VK-8/VK-8M/VK-88は、パーカッションに関して、次のような設定ができます。これらの項目には、本体パネル上のボタンをオン/オフするものと、より細かく設定するためのエディット・メニューを使って設定するものがあります。

本体パネル上のボタンを使ってオン/オフするもの

  • セカンド・パーカッション(4'ハーモニック・バーと同じ高さのパーカッション)のオン/オフ

  • サード・パーカッション(2-2/3'ハーモニック・バーと同じ高さのパーカッション)のオン/オフ

  • パーカッション音が弱くなる、"ソフト"のオン/オフ

  • パーカッション音の消える速さを切り換える"スロー"のオン/オフ

エディット・メニューを使って設定するもの

  • パーカッションがソフト([SOFT]ボタンのインジケーターが点灯)のときのパーカッションの音量を設定する"パーカッション・ソフト・レベル"

  • パーカッションがノーマル([SOFT]ボタンのインジケーターが消灯)のときのパーカッションの音量を設定する"パーカッション・ノーマル・レベル"

  • パーカッションがスロー([SLOW]ボタンのインジケーターが点灯)のときのパーカッション音が消えていく速さを設定する"パーカッション・スロー・タイム"

  • パーカッションがファスト([SLOW]ボタンのインジケーターが消灯)のときのパーカッション音が消えていく速さを設定する"パーカッション・ファスト・タイム"

  • 鍵盤を離した瞬間からパーカッションが充電されるまでの時間を設定する"パーカッション・リチャージ・タイム"

  • パーカッション・ノーマル([SOFT]ボタンのインジケーターが消灯)のときのハーモニック・バーの音量を調節する"パーカッション・ハーモニックバー・レベル"





トーンホイール・オルガンのパーカッション(シングル・トリガー・アルゴリズム)

トーンホイール・オルガンのパーカッションは、押した鍵すべてに付くわけではありません。鍵が何も押されていない状態から、初めて鍵を押したそのとき、同時に押された鍵だけに効果がかかります。レガート演奏をする(滑らかに連続して鍵を弾く)と、最初に弾いた音だけにパーカッションがつき、スタッカート演奏をする(1音ずつ短く切って弾く)と、すべての音にパーカッションが得られます。

これは、シングル・トリガー・アルゴリズムとよばれ、オルガンの演奏表現上不可欠なものとされています。

トーンホイール・オルガンでは、パーカッションはアナログ回路で構成されていました。そのため、鍵を離してから次に鍵を押すまでの時間が極端に短いときには、パーカッション回路が充電できず、パーカッションが小さな音で鳴ることがあります。VK-8/VK-8M/VK-88は、この特長を再現し、さらにオルガン・ボイスの設定を変えることで、回路の充電時間の特性を調整することができます。(VK-8取扱説明書P.50 VK-8M取扱説明書P.44 VK-88取扱説明書P.64)

トーンホイール・オルガンは、パーカッションの音を鳴らすために1'のハーモニック・バーを使っています。そのため、パーカッションをつけると、1'のハーモニック・バーは音が出なくなります。また、パーカッションは、アッパー・パートのみにつきます。

トーンホイール・オルガンは、パーカッションの[SOFT]ボタンをオフにした時に、オルガンの音量が下がる特長を持っています。VK-8/VK-8M/VK-88は、パーカッションの[SOFT]ボタンをオン・オフしたときも、オルガンの音量が変化しないように調整することができます。


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