JV-1000のシーケンサー部に8パートの演奏データを、順にレコーディングする時の設定方法及び操作手順について、以下のとおり紹介します。
マルチパート音源として使用しますので、基本的にパフォーマンスモードで使用し、以下の設定を行って下さい。(Performance A16はこのような設定になっています)
[Performance]/[EDIT]/[Common]のKey Mode=Singleに設定
[Performance]/[EDIT]/[Part]のReceive Channelで全てのパートのチャンネルを、重ならないように設定
[Performance]/[EDIT]/[Part]のPatch Selectで、各パートで使用する音色(Patch)を選択
※Key ModeがSingleで無い場合、複数のパートが同時に鳴ってしまったりします。パートのMIDIチャンネルが重複している場合も同様です。
上記「SOFT Thru」以外に特に設定はありません。初期設定でOKです。
シンセサイザー部のパートをカーソルで選び、シーケンサー部の任意のトラックにレコーディングします。パートとトラックナンバーを一致させておくとわかりやすいでしょう。
※トラックは、シーケンサー上でデータを区別して収納しますが、音源側でのデータの区別 は、MIDIチャンネルによりますので、別々のトラックに入力されたデータでも、同じチャンネルのデータに対しては、一つのパートが両方のデータに反応します。シンセサイザー部の[Key Mode]が「Single」であれば、カーソルでパートを選んで演奏すると、そのパートのチャンネルでデータが出力されます。チャンネル設定に重複がなければ、全てのパートのデータが、異なるチャンネルで記録されます。チャンネルさえ区別されていれば、出来上がったデータを、一つのトラックにまとめる(EDIT:4 MERGE)ことができ、空きトラックを作れます。
リズムトラックで、同時に使用できる打楽器は32種類です。内訳は、FUNC:5[Rythm Inst]で選択できます。その他の打楽器は、フレーズトラックに、他のパートと同様にリアルタイムレコーディングして下さい。