パフォーマンス・モードで、複数のパートを利用してスプリットを設定します。例えば、パート1で、ロアー、パート2でアッパーといった具合です。従って、最大8箇所にスプリットすることも可能になります。
設定の手順
- [Performance]/[Edit]/[Common]の順にボタンを押し、メニューから、△▽ボタンで[Key Mode]を選び、ZONEに設定します。(JV-1000シンセ編P.72/JV-90 P.67参照)
- 続いて[Part]ボタンを押し、△▽ボタンで[Patch Select]を選び、パート1にロアーで使いたいパッチ(音色)、パート2にアッパーで使いたい音色を選択します。
選択はカーソルをそのパートに移動し、パッチグループ、バンク/ナンバーボタンで選択します。続いて、[INT ZONE]ボタンを押し、ディスプレイ下のパートボタンのうち、1と2以外のパートを、オフ(消灯)にします。3音色以上スプリットしたい場合は、必要な数のみ、パートボタンをオンにし、使いたい音色をセットします。(JV-1000シンセ編P.83/JV-90 P.75参照) - 続いて[Int Zone]ボタンを押し、△▽ボタンで[Key Range Upper](発音域上限)と[Key Range Lower](発音域下限)を選び、それぞれ設定を行います。例えば、真ん中の「ド」(C4)を境にスプリットする場合は、以下の様に設定します。
| パート1 | パート2 |
Key Range Lower | C 1 | C 4 |
Key Range Upper | B 3 | G 9 |
さらに、[Int Zone]の[Transpose]を設定すれば、アッパー/ロアーで発音する音の高さを、都合のよい高さに変えることも可能です。(JV-1000シンセ編P.80~81/JV-90 P.73~74)
以上の手順で設定ができたら、[Write]コマンドでパフォーマンスのライトを行えば、パフォーマンスとして保存できます。(JV-1000シンセ編P.100/JV-90 P.88参照)
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