GK-2B をベースに取り付け、GI-20 で ピッチ → MIDI 変換して MIDI シーケンサーにノート情報を録音する際、
演奏タイミングでの発音の遅れが気になる場合は、以下の方法で遅れを軽減させることができます。
- できるだけベースの高音弦を使って演奏する。
低い音については、オクターブ・ダウン機能、(実際に演奏したよりも 1 オクターブ低い MIDI ノート情報を出力する)
またはトランスポーズ機能 (半音ごとに指定して音域を下げる) で音域を下げて高音弦を弾く。
- MIDI シーケンサー側でクォンタイズをかけてタイミングを補正する。
技術解説 :
GI-20 はディバイデッド・ピックアップで拾った弦振動の周期からピッチを検出し、MIDI 信号に変換しています。
GK-2B を取り付けたベースの場合、特に弦振動の周期が長い低音弦については、音程の検出については、最低 2 波長分の音を分析しなければならないという原理上、2 波長分の時間がかかってしまうことは避けられず、その分だけ発音遅れが生じてしまいます。(普通の 4 弦ベースの最低音 E の場合、2 波長分の時間は計算上48.54msec です。)