Fantom-X7は、常にオーディオ・アウト・プットの信号を記録しています。
例えば、「今の演奏は良かった」と思った瞬間、つまり演奏直後にボタンを押すことで、
その直前の演奏を拍管理したオーディオ・フレーズ・データとして取り出す事ができます。
これがスキップ・バック・サンプリング機能です。
このオーディオ・データは通常のサンプルデータと同様に扱えます。
即興的な演奏を逃さずにキャプチャーできることはもちろん、
さまざまな場面でアイデア豊かに活用できるユニークな機能です。
ご参考 :
スキップ・バック・サンプリングは、実際の録音時間より多くのメモリを使って処理されます。
このため、メモリーを増設していない状態では、工場出荷時の設定で
サンプリング回数 --- 複数回
サンプリング時間 --- 10秒
に設定されています。
サンプルを消さずに連続して実行したり、より長時間のサンプリングを行いたい場合は、
DIMM によるメモリ増設をおすすめします。
サンプリング・タイムは、5秒~40秒の範囲で設定できます。
※システム・パラメーターの[Skip Back Time]で設定します。
OFFに設定すると、スキップ・バック・サンプリングを行いません。