DR-5の内部MEMORYには、プログラマブルパターンを最大200パターン、ソングを最大20ソング記憶する事ができます。
しかし、作成できるパターン数やソング数の枠が予めMEMORYの中にあるのではなく、作成されたDATAの容量に応じてMEMORYが使用されます。この為、サイズの大きなパターンや密度の濃いパターンを作成した場合、MEMORYを多く消費しますので200パターンに満たなくてもMEMORYを使いきってしまいます。
DR-5では1パターンあたり8ビート1小節程度の目安になります。
例えば、T.Sign 16/4でパターンを作成した場合、通常の4倍MEMORYを消費しますので作成できるパターン数は50パターン程度になります。
※DR-5に記憶できる音数は最大5000音です。1パターンあたり4トラック合計25音内の使用であれば、最大200パターンを作成する事ができます。
『MEMORY FULL』が出た時点で、それ以上のDATAを作成する事はできません。不要になったパターンを消去してMEMORY残量を増やして下さい。使用できるMEMORY残量は、UTILITYの[Avail]機能にて確認できます。
※ソングとして登録したパターンを消去してしまうと、ソングのそのパターンの演奏は行われません。ソングにはパターン自身が登録されるのではなくパターンの演奏順が記憶されています。
また、作成したパターンやソングのDATAはバルク・ダンプ機能にてMIDIとして外部に取り出す事ができます。このバルクDATAをシーケンサー等にレコーディングする事により、シーケンサーのソングDATAとしてDISKで管理、保存できます。
DR-5のMEMORY上で管理できる曲数は作成するパターン数にもよりますが、あまり共通しないパターンばかりで構成しますと2~3曲程度になります。従って、ソング内及びソング間でできるだけパターンを共通に使用すれば、より多くのソングをMEMORY上で作成する事ができます。
更に、ソングをたくさん作成する場合には2曲くらいの単位でバルク・ダンプを行い、ライブラリとしてDISK等にて管理して下さい。