リピートやトランスポーズ、トラック・レベルの入力については、以下をご参照ください。
ソングデータ作成において、どのパターンを演奏するかという順番をパート番号と呼び、パー
ト:1に一番最初に実行されるデータを入力し、パート:2には2番目に実行されるデータを入力す
るようにしてソングデータを作って行きます。つまりパート番号はデータを実行する順番だと解
釈していただくと良いでしょう。パート番号と小節数を必ず区別して下さい。
リピートやトランスポーズ、トラック・レベルのデータも、どの順番で実行するかを決める必要
があるため、パターンと同じように扱います。
例えば
パターン#200(2小節)を6小節分(3回)演奏させ、その内3小節目から4小節目までのトラック:1の
レベルを0にし、5小節目からトラック:1を再度演奏させるというソングを作る場合
1. パート:1でパターン#200の演奏が実行。
2. パート:2でトラック:1のレベル=0にする作業が実行。
3. パート:3でパターン#200が、トラック:1抜きで演奏。
4. パート:4でトラック:1のレベルを127に戻す作業が実行。
5. パート:5でパターン#200が演奏。
このソングはパートが1~5まで実行されますが、パターンはパート:1と3と5で3回演奏され、合
計6小節になるわけです。
パターン以外のデータの実行には時間的な経過はなく、上例であればパート:2にトラックレベ
ルのデータ実行がありますが、パート:1とパート:3でのパターン演奏は全く時間差無く連続で
行われます。
さらに同じ位置でトラック:2のレベルも変更するとすれば、パート:3でトラック:2のレベル=0
が実行され、パート:4でパターン#200の演奏させるという具合になります。この様な場合も勿
論パート:2~3の実行には時間的な経過はありません。
以上の様な仕組みであるため、パート番号と小節番号を混同したりすると、複数のパートレベル
の変更データを同じパートに入力するといった感覚になり、そのパートに最後に入力した内容し
か実行されないといったことが起こる可能性があります。
即ち一つのパート番号では一つのデータの実行しか行われませんので、同じ位置で実行するデー
タも、パート番号順に1個づつ並べると考えて下さい。